よくある質問

お客様からお寄せ頂くご質問を掲載しております。

磁石を2個重ねたら2倍の磁力になりますか?

磁力(表面磁束密度・吸着力)は強くなりますが2倍にはなりません。

磁石は減磁しますか?

磁石は比較的長期での使用が可能ですが、衝撃や温度変化等の影響で磁力が減少することはあります。また、アルニコ磁石は、保磁力が低いため、通常の状態でも減磁する可能性があります。保持力につきましては磁気特性のページでご確認下さい。

注文方法には、何がありますか?

ご注文は、メールもしくはFAXにて、お受けしております。
ご注文までの流れ

支払い方法には、どのようなものがありますか?

銀行振込み、代引き(ヤマト)が御座います。
お支払い方法

サンプルを見ることは可能でしょうか?

弊社では、多種多様な磁石を取り扱っております。
詳細につきましては、お問い合わせにてご確認下さい。

オーダーメイドは可能でしょうか?

承っております。詳細につきましては、お問い合わせ下さい。

磁石を着磁、また、再着磁はできますか?

承っております。詳細につきましては、お問い合わせにてご確認下さい。

磁石以外の商品は取り扱っていますか?

シリコン等の樹脂成型、鉄板、SUS等も取り扱っております。
取り扱い商品につきましては、お気軽にお問い合わせ下さい。

ネオジム磁石とサマコバ磁石の違いはなんですか?

ネオジム磁石はネオジム(元素記号:Nd)-鉄(Fe)-ホウ素(B)が主成分です。

サマコバ磁石はサマリウム(Sm)‐コバルト(Co)が主成分でその他に鉄(Fe)や銅(Cu)などが含まれるのが一般的です。

いずれも主成分に希土類元素であるネオジム(Nd)やサマリウム(Sm)が含まれることから希土類磁石に分類されます。

希土類磁石はフェライト磁石やアルニコ磁石と比べ、磁気特性が格段に高いことが特徴です。一方、価格は希土類元素を含むため高くなります。

中でもネオジム磁石はサマコバ磁石より磁気特性が高く、現在世の中にある磁石の中で最も高い磁気特性を有する磁石です。

ネオジム磁石はキュリー温度(磁力がなくなる温度)が低いことから温度特性に難点があります。また耐食性にも難点があるため、磁石表面をめっきなどでコーティングして使用されることが多い。一方、サマコバ磁石は、ネオジム磁石と比べ磁気特性が低いが、温度特性,耐食性は優れます。ただし欠け易い欠点があります。

フェライト磁石にはどんな種類がありますか?

成分で分類するとバリウムフェライト(Baフェライト)とストロンチウムフェライト(Srフェライト)があります。Srフェライト磁石の方が、若干磁気特性が高いため、高グレード製品はSrフェライト磁石が多い。

製造法で分類すると、湿式異方性フェライト、乾式異方性フェライト、等方性フェライト磁石に分類されます。

湿式フェライト磁石はSrフェライト磁石粉末を水と混合しスラリー状にした状態、いわゆる湿式状態で磁界の中で圧縮成形し、その後1200℃以上の温度で焼結して製造され、最も磁気特性が高いグレードのフェライト磁石製品ができます。

乾式フェライト磁石は、乾燥状態のSrフェライトあるいはBaフェライト磁石粉末を磁界中で圧縮成形、焼結し製造されます。湿式方と比べ、磁気特性は若干低下するが、生産性がよいため、製造コストが安くなります。等方性フェライト磁石は、磁界をかけずに圧縮成形、焼結して製造され、さらに磁気特性は低くなります。

等方性磁石と異方性磁石の違いはなんですか?

全ての磁石材料は結晶から成り立っており、その材料の磁気特性は結晶のある特定な方向に非常に強い磁性を示します。それとは別な方向では磁石と言えないほど弱い磁性しか示しません。これを異方性と言います。

永久磁石は数多くの非常に小さな結晶が集合して成り立っています。それらの結晶の異方性方向を、磁石を製造する工程で、例えば1個の結晶からなる磁石粉末を磁界中で圧縮成形する工程を取ると、きれいに結晶の異方性方向が同じ方向に並んだ状態で成形されます。このようにして製造された磁石が異方性磁石となります。

一方、磁界を掛けずに圧縮成形すると、結晶はばらばらな方向に向いているため、方向性がなく、等方性磁石となります。このようにして製造された異方性磁石は、その異方性の方向に着磁して使用します。一方、等方性磁石はどの方向に着磁しても同じ磁気特性が得られます。しかし異方性磁石と比べると磁気特性は半減します。

フェライトの結晶

フェライトの結晶

ボンド磁石とはどのような磁石ですか? またどんな種類があるのですか?

ボンド磁石とは、磁石粉末とその粉末を結合する接着剤としての樹脂やゴムなどと混合して成形した磁石です。プラスチック磁石やプラ磁と呼ぶ場合があります。また結合剤としてゴムを使用した磁石はゴム磁石とも呼ばれます。

製造方法は、エポキシ樹脂などの熱を加えると硬化する熱硬化性樹脂と混合し金型内で圧縮成形する圧縮成形法、ナイロンなどの熱を加えると柔らかくなる熱可塑性樹脂と混合し射出成形する射出成形法、射出成形の代わりに金型から押し出し成形し長尺品を製造する押出し成形法、ゴムなどと混合し、ロールの間を通して薄い板状に製造する圧延成形法があります。

ボンド磁石は、磁性を有しない樹脂やゴムを含むため、磁石粉末が占める体積が少なく、その分磁気特性が低くなります。磁石粉末は製造法により異なりますが、体積比で60%から80%程度です。しかし、複雑な形状が作り易い、欠けにくいなどの特徴があり、ゴム磁石においてはさらに曲げたり出来る可とう性があります。

ボンド磁石用の材料には、フェライト磁石粉末、サマコバ磁石粉末、ネオジム磁石粉末が主に用いられています。

磁石の加工はどのようにするのですか?

永久磁石は一般的に硬くて脆い材料です。したがって加工がしにくいのが一般的です。

中でもフェライト磁石はセラミック磁石とも言われ、硬くて脆い材料です。したがって加工はダイヤモンド砥石による研磨加工や切断加工に限られます。アルニコ磁石やサマコバ磁石の加工もフェライト磁石と同様です。ネオジム磁石は切削加工もできないことはありませんが、基本的にはフェライト磁石同様研磨加工のみです。

切削加工や穴開け加工が可能な磁石としてはボンド磁石があります。ゴムを結合剤としたゴム磁石はハサミやカッターで切ることもできます。

磁石の塗装にはどのようなものが有りますか?

磁石への塗装の目的は、3つあります。第1は錆の発生などを防止する、すなわち耐食性の向上です。第2は、磁石の非常に小さい欠けらや磁石粉末の飛散防止です。いずれも、焼結ネオジム磁石やネオジムボンド磁石に適用されています。第3は装飾用です。

塗装はコーティングとも言われ、焼結ネオジム磁石はニッケルめっきが主に行われています。用途によっては、吹き付け塗装、電着塗装などの樹脂塗装なども行われます。ネオジムボンド磁石は、主に圧縮成形したボンド磁石に吹き付けや、電着による樹脂塗装が行われます。装飾用の塗装には、フェライト磁石やネオジム磁石などに金色のメッキが施される場合があります。

着磁の方法について教えてください。

着磁は磁石を製造する工程の最後の工程で行います。場合によっては、他の部品に組み込んだ後に着磁する場合もあります。したがって磁石メーカーが着磁する場合と磁石を使用するユーザー側が着磁する場合があります。

着磁に必要な機器としては、直流電源またはパルス電源と着磁ヨークが必要です。近年は希土類磁石が多用されパルス電源が多く使用されています。

着磁ヨークは簡単なN、S2極の着磁には銅線や銅パイプを巻いたコイル、いわゆる空心コイルでその中に磁石をセットしてパルス電流を流し、着磁することができます。

複雑な着磁、たとえばリング形状の磁石の外周にN極とS極を複数設ける様な多極着磁には、その磁石の寸法や極数にあわせた専用の着磁ヨークを作製する必要があります。

代表的な着磁方法を示します。

軸方向2極着磁

軸方向2極着磁

径方向2極着磁

径方向2極着磁

片面2極着磁

片面2極着磁

両面2極着磁

両面2極着磁

ラジアル方向2極着磁

ラジアル方向2極着磁

外周多極着磁

外周多極着磁

内周多極着磁

内周多極着磁

片面多極着磁

片面多極着磁

磁石の磁力検査はどのような方法がありますか?

大きく分けて磁石材料の磁気特性を測定する方法と磁石製品の磁気特性を測定する方法があります。

磁石材料の磁気特性は、B-Hトレーサーという測定装置(電磁石、直流電源、磁界測定センサとその測定回路、磁束密度測定センサとその測定回路からなる測定装置)により、減磁曲線を測定します。その曲線から残留磁束密度(Br),保磁力(Hc)、最大エネルギー積〔(BH)max〕を求めます。磁石メーカーのカタログには、材料別、材料毎のグレード別にこの磁気特性が掲載されています。

磁石製品の磁気特性の測定は、磁石メーカーとその顧客との間での仕様取り決めやそれに基づいた検査方法として採用されることが多い測定法です。

その測定方法の1つには、ホール素子とガウスメーター(テスラメーター)により着磁された磁石の表面の表面磁束密度を測定する方法です。

もう1つはサーチコイルとフラックスメータによる、磁石の総磁束(トータルフラックス)を測定する方法があります。

その他、例えば、モーターやスピーカーに組み込んだ状態で測定する方法も採用されることがあります。

磁気回路とはどのようなものですか?

一般に、磁石は単独で使用することは少なく、モーターやスピーカーから吸着用に至るまで鉄片と組み合わせて使用することがほとんどです。このように磁石と鉄片を組み合わせ回路状にすることにより、所定の場所に磁束を集中させることができ、吸着用ではその吸着力を高めることができます。また、高価な磁石の使用量を低減することにもなります。

この鉄片のことを継鉄またはヨークと呼び、一般には純鉄に近い鉄が使用されます。そして、最適な組み合わせを磁気回路設計と言い、磁石を使用する上で大きなポイントとなります。以下に典型的なスピーカーの磁気回路と吸着用の磁気回路を示します。

フェライト磁石を使用したスピーカーの磁気回路

スピーカーの磁気回路
磁石,ヨーク,磁束

吸着用の磁気回路

吸着用の磁気回路

磁石の選定はどのようにしたらよいですか?

まず、永久磁石材料の種類にはどのようなものが有るかと言うと、焼結フェライト磁石、焼結希土類磁石、アルニコ磁石(鋳造磁石)があります。またこれらの磁石粉末に結合剤(接着剤)を混ぜて成形したボンド磁石が主な磁石材料です。

永久磁石を使用するに当たり、良い磁石の条件は、【1】磁気特性が高いこと、【2】形状を自由に選べること、【3】温度や環境に対し安定であること、【4】価格が安いことが挙げられます。

では永久磁石の選定基準を表に示します。

永久磁石の選定基準

選定時の狙い

永久磁石材料

特徴

価格

小型化、軽量化、省エネ化を最優先

焼結Nd-Fe-B磁石

最高の磁気特性

高価格

小型化等優先で高温使用、高耐食性必須

焼結Sm-Co磁石

高磁気特性
高温度特性
高耐食性

高価格

価格最優先または耐食性最優先

焼結フェライト磁石

低磁気特性
高耐食性

低価格

高温度特性、高温使用が必須

アルニコ磁石

低磁気特性
高温度特性

中価格

薄肉、複雑形状製品狙いで小型化等優先

希土類ボンド磁石

形状自由度高い
中磁気特性

高価格

薄肉、複雑形状且つ低価格最優先

フェライトボンド磁石

形状自由度高い
低磁気特性

低価格

高磁力の可とう性要求製品狙い

Nd-Fe-B系ゴム磁石

可とう性がある
高磁気特性

高価格

低価格の可とう性要求製品狙い

フェライト系ゴム磁石

可とう性がある
低磁気特性

低価格

トップへ